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一蓮托生

09/08
割れた瞬間、
ひとつのことを 成し遂げてゆくために
ふたつの命は いつも一緒だった
つまんでいる、さらえている、
ころがしている、かきまぜている
共に支え合い 助け合い
共に寄り添い 割箸は
細やかな動きを 昇華させてゆく
言葉よりも忠実に 呼吸を合わせてゆく


だけど…
どんなに以心伝心でも
割れて失くした体の記憶が
歪んで 蘇るのだ
眠るひと時 抱き合う君と
ひとつの命であったことを想い出し
胸が軋む

こんなに一緒にいるのに
僕の体から離れた君が 痛むのだ
削り取られた肉片の行方を 探すように
失った体の一部
君の命が 疼いている
まるで 幻肢痛のように








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水月りら (みづき りら)

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