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曲がり角

06/26
人は生まれる前に
進む道を印した迷路を創作する
けれど誕生の産声と共に
忘却のレールが海馬に敷かれ
瞬間に創作迷路を忘れてしまう
成長に連れて訪れる
いくつもの謎の路地を
曲がりながら憶い出していく
遥かな過去の小さなお店で
竪琴を奏でていた少年の面影を
追いかけ続けていた
あの少年が爪弾いていた
短音階の旋律
何億光年前のことを
記憶していたのは魂だけ
振り向く人の内側に
少年と似たところを探してみても
いつも人ちがいだった
そのことに気づくまで
迷宮の路地を曲がり続けていた
どんな迷路も天空から見れば
曲がるべき角が見えているのに
魂の真実にたどり着くために
潜在意識に沈殿した濃霧の濁り
みずからの意志で吹き消せるまでは
迷宮であり続けてしまうのだった
少年が琴を弾きながら
死よりも恐れなければならないのは
魂の腐敗だと語っていた
そうだったねと悠久の歳月をかけて
太古の記憶に返事している
今まで出会ってきた人は
誰もあの少年ではなかっただけ
虚構の角を無数に曲がり
やっと出逢うべきあなたが誰なのか蘇る
この地を捨てよう
あの少年と同じ心を持つ
あなたのところに繋がる角を
何度も曲がり何度も出逢う
魂の真実は現世の形象には刻まれない
創作迷路の崩壊に刻印される
たったひとりのあなたと








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水月りら (みづき りら)

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