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蜻蛉

06/07
なにもない空を
君はじっと眺めていた
空は色を選ばない
青でも灰色でもなくて
大気中の分子に当たって
散乱した太陽光の青い光を
空の心のように見とれている
ほんとうの空の在り処とは
透明度の高い色彩の輝きを
映し出すことなのだろう
そんなことを君は話しながら
思いえがくことって
どういうことなのだろうか?と
ふと浮かぶ疑問の理由を問い詰める
「考えたいとき言葉は何故
疑問形になっているのだろうか?
感情のすべては偉大なものから
与えられているのではないだろうか
内から外へと滑空して
伝えられているのだろうか
あるいは外から内へと滑空して
伝わってくるのだろうか
鏡に映るモノクロームの瞳には
色が映っているわけではないのに
僕たちは色を知っているなんて
とてつもなく不思議な信号が
体内のどこかに隠されていて
何かの訳があって僕たちに
色を教えてくれているのだろう
そんなふうに伝達されている
情報をつなぎ合わせて考えるという
現象に辿り着いているようだ」
言葉を紡ぎ合わせる君の視線の
まっすぐな直線上にどこからか一匹の蜻蛉がやって来た
まるで君の思考に羽根がつき
解放された蜻蛉になって
空を駆け巡っている
君が夢見るように感じたことを
空も感じていたのだろう
空と君の想像のシンクロが
ふと顕れた一寸の命になって
風に乗って飛んでゆく
蜻蛉になった君の心は傍にいる僕を超えて
遠くの僕のところにも逢いに行く
さみしい指先に届けるため
君の見た空の輝く無彩色のような
君の無心を







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