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音無しの瀧

05/16
水の勢いは
山肌の夢から溢れ出す
流れ落ちて
岩盤と対話する飛沫の瞬き
清らかな静寂をなぐさめている
水面を包む木立の葉が
耳を澄まして
音の伝える夢語りを
風に揺れながら大気に放つ

遥かなその昔
歌い人の稽古の声明に
この瀧の音は消えたと云う
一体化した音と音の
辿り着いたところは
無になること

瀧の音を聴き入り
声のない対話を
繰り返しているふたりがいる
人同士の一体化とは
黙っていても聴こえていること
音と音の重なりは
空無に響き合う
傾聴の重なりは
無辺に木霊する

水の無はなにも消さない
なにかを生むための無になり
無限の響きが
音無しの音になる
瀧のほとばしる旋律は
訪れる人に知らせていた
無になる愛を






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