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月想曲

05/06
それを愛のようにたとえていたのかもしれない 
心の隙間を埋めるために褪せてゆく花の色を 
鏡に映し閉じ込めていたかっただけ 

うつむく一輪の影にかさなり 
どこかで孤独に甘えていたから 
イルミネーションが眩しくて見落としていた星明かり 
だけど、人工的に創られたイミテーションも
繋ぎとめるためには必要だったのだろう

ほんとうは萎れてゆくものの残照を
覚えていることが大切だった 
水を与えて土の中ののびやかな根を感じ 
めぐる季節にふたたび蕾が宿り 
育てていける一瞬が永遠のためにあると気づくとき 
遥かな星の位置を隣に感じることができるのだと 
心を篭めた時の満ち欠けは 
疑問符がなくても答えてくれていた

紙切れの約束がまたひとつ千切れてゆく 
形に繋ぎとめようとするから壊れてゆく 
水面に映る月のように形にならない波にゆだねて 
それは手に取るものではなくて 
約束はいつも心に映す光のことだった 

こよいの月の光はこよいだけのものであり 
二度とこの光には出逢えない 
時間はいつだって一瞬の命を映すクリスタル 
流れるたびに生まれ変わっている 
耳を澄ますと鼓動に響く 
水面を泳ぐ月光の囁く言霊は銀河になる

遠く離れていても 深い地底に眠っていても 
呼び合う波動があれば 偶然は出逢いを結ぶ鍵になる 

生まれるまえから約束していたかもしれない 
生まれ直して生まれ変わってゆく
約束さえも生かされていて 
そのなかで生きていけるかけがえのないもの 
それは生きる表現が許されていること 

鏡の花も水の月も たしかな影のあらわれ 
だれにも握りつぶせない それはたしかな愛の姿








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