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モノクロームの眼差し

01/03
モノクロームの眼差し

眠りかける記憶が忘却に
うつり変わる黄昏
伸びてゆく影は薄くぼやけて
釣瓶落としの凪に彷徨う
渇くアスファルトに
忘却も記憶の一部なのだと
アンダンテの靴音が唄う

はじめて名乗りあうのに
どこかでふれ合っていたと思える
出逢いは既視感(デジャヴュ)を彩り
見なれた傷痕を辿りながら
はじめての哀しみを感じるような
未視感(ジャメヴュ)を刻む別れの繰り返し

そぼくな糸を拒むほど縺れて絡む
その重荷をほどく鍵は
見ひらく瞳に見えないものを
信じあうことだと
分かっていながら震えた指先
沈む夕陽の淡い残照に
明日の雨を予感する
ながれる時間にとどまる面影の
儚い夢への祈りは
紅い椛の葉脈を拭う

何を失くしても
骨の欠片であったかのように
痛みだす幻肢痛
夕化粧の透間に飾られた
輪郭のない瞳
ヴェールに包まれている
白い三日月の影に濡れていた
淡い花野に帰りゆく
影絵のようなかすかな笑顔に
モノクロームの縫い痕残す
形に眠るノスタルジア
あの日を抱きしめて 
一枚からよみがえる
むすうのあなたの眼差しを







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