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白い夢幻

09/14
あなたのかいなが
あたたかすぎて
目醒めるのが恐くなる
届かぬ月明かり
白い布にくるまれて
あなたの涙を
くちびるで受けていた
ほろ苦く溶けた甘さ
洗い流すほど
傷みを覚えていく
合わせても
すき間のできる輪郭に
埋もれた火影をあたためる
形にならない最後の滑空
なぜかしら手を放しても馨しく
それは足跡のない空虚の寄る辺
 
愛しさは限りなく
たった一つの刻限になる
果実は腐敗を恐れずに
豊熟の捧げる果汁は
泡沫に溶けてゆく
(泡になるまえに
 知らないあなたを知りたくて)

目覚めれば
忘れなければならない夢だとしても
生かされているのだと
純白の花びらのように囁いて
あの日、棘に触れた疼きは
撫でられて手のひらに
眠るのでしょう
憐れみ深くなれるのなら
哀しくても頷いていられる
夜が明けても
流れる藻屑に身をあずけ
一輪挿しの白薔薇を
抱きしめています
あなたの指に零れた
光る朝露を拭っています





  白薔薇の夢


あなたのかいなが
あたたかすぎて
目醒めるのが恐くなる
届かぬ月明かり
白い布にくるまれて
あなたのなみだを
くちびるで受けていた

ほろ苦く溶けた甘さ
洗い流すほど
傷みを覚えていく
夢中になるほど
おぼろ気にしたくなる
合わせても
すき間のできる輪郭に
埋もれた火影をあたためる
 
愛しさは限りのない
たった一つの刻限になる
熟すものは腐敗を恐れずに
豊熟の捧げる代償は
泡沫に消えてゆく
(泡になるまえに
 知らないあなたを知りたくて)

遥かな彼岸に葬る一夜
生まれてならない水子の夢に
封印するなら
許されていくのでしょうか
あの日、棘に刺された疼きは
撫でられて手のひらに
眠るのでしょう
(どれほど哀しくても
 ずっと、そばにいますから)
流れる藻屑に
身をあずけて目覚めたら
花びらを抱きしめています
紐解く汚れは白薔薇の夢幻に溶かし
あなたの鼓動に零しています
光る朝露を


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