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一輪の約束

09/14
咲き乱れて
絡まる蔦はあふれる棘を見る
箱庭の傷は数えなった
翡翠色の葉の波折り
真紅の花びらを彷徨う白い蝶
ヴェールを脱ぎ捨て素肌になる

溶けはじめて
夏の陽射しに反射する
スプーンの銀色
甘い波がきらめきほろ苦くなる
口うつしに囁く囀り
あなたの指に
染みた薄紅を拭っていた
カラッと音をたて
グラスの氷は崩れて水になる
ガラスの湖に泳ぐ

揺らぐ風を裂き
孤独が境界を消していく
形にならない感情が
形になろうと馳せ出る吐息
真昼の白さに遊離する影になる
残照になることを否み
輪郭は真紅であり続けようとする
透明に映る秒針の沈黙
生を負う

温もりを求め合うため
生まれる前から
植えられていた孤独の華

一輪の瞬間をたばねた
百万本の永遠は
薔薇の薫りに泡になり

種をこぼす

それは一輪の約束




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水月りら (みづき りら)

Author:水月りら (みづき りら)
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