スポンサーサイト

--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

華化粧

09/06
ほのめくひとときに
氷雨に濡れた肌と肌
こすり合わせて熟れた身を
ゆびのはらに焼きつけて

すべらせたくちびるの
薄紅散らせあなたの首筋に
血潮あふれる吐息の白さ
秘めた蜜をむすび合う

越えられない境界に
埋もれた輪郭をうばい合い
氷柱の刺さる距離をたしかめる

やがて 淡いひだまりの光射し
もたれる重みを受けとめて
はらはらあつい涙がすべり落ち
もつれた髪がほどかれる

まばたく睫毛のゆれるひとときに
からめたあなたのゆびさきの
ちいさな華になれたなら
遊女に生まれたことに
悔いはないでしょう

愛も命もえらべずに
艷(あで)色(いろ)の衣をぬぎすてて
抱かれてにぎりしめたぬくもりに
こぼれて亡くなる雫のひとつぶは

あなたに捧げた 雪の華









スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

水月りら (みづき りら)

Author:水月りら (みづき りら)
詩☆

☆すべての作品は、最愛のあなたのために☆
☆作品の著作権は、水月りらにあります。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。